VerySweetBerryKiss

 

 

 

「綺麗」

昼下がり。

兄である諸葛亮に言われて、趙将軍の執務室に竹簡を届けによれば。

珍しい果物を殿から頂いたからとお茶に誘われて。

この後の予定も特に無いからと頷いて、出されたそれ。

赤い、宝玉のような。

「先程頂いたのですよ」

「そうなのですか」

趙将軍の言葉通り、瑞々しい色をした果物。

皿に盛られている果物を手にとって、趙将軍を見れば。

にこりと微笑まれる。

趙将軍は黙っていると、端正な顔のせいで近寄りがたい雰囲気だけれど。

こうして会話をすれば、気さくで温和な雰囲気になる。

地位もあって、見た目も性格も良いとなれば引く手数多なのに。

目の前の、勇将の浮いた話は聞いた事が無い。

いや、一度だけあるがあの時はにべも無く断っていた。

理由は、尤もな事だと誰もが思うだろう。

趙将軍に近づきたいと思っている女性はそれこそ、山のように居るだろうに。

諸葛亮の妹、と言うだけで。

それだけで親しくしてもらっている自分は、卑怯だと思う。

それでも。

この優しい人に親しくしてもらえている理由が、兄のお陰だとしても。

それを嬉しいと思ってしまう。

摘んだ果物をそのまま口に運ぶ。

「美味しい!」

甘酸っぱい味が口内に広がる。

「それは良かった。どうぞ、まだまだありますので」

幾つか口にして。

「趙将軍は、お食べにならないのですか?」

「ああ、そうですね・・・・・」

摘んだ果物を片手に、趙将軍に問う。

こちらをじっと見て趙将軍が、微笑む。

果物を摘んだ手を掴まれて、何事かと驚けば。

摘んでいたはずの果物が、趙将軍の口に消えた。

硬直してしまう。

「・・・・・・・・」

「如何されました、 殿」

呆然としていた自分に、趙将軍が声をかけてくる。

「あ、あのですね!」

「はい」

言い募ろうと口を開けば。

そのまま掴まれた手を引かれて、体勢を崩してしまう。

唇に、柔らかい感触を感じて。

すぐに離れたそれを、思わず視線で追ってしまう。

いまの、って。

「美味しいですね、確かに。甘くて」

にっこりと微笑む趙将軍に、顔に血が集まってくるのが分かる。

「な、なな、何を!?」

頤を掴まれてしまう。

「私が親しくしたい、優しくしたいと思うのは、貴女だけですよ」

微笑んでいた趙将軍の表情が真摯にこちらを見つめてくる。

「諸葛亮殿の妹君だから、では無く。貴女だから、私は惹かれるのです」

「趙、しょう、ぐ・・・・・」

喘ぐように、名前を呼ぼうとすれば。

「子龍と呼んでください、 殿」

耳元に囁かれる。

「し、りゅう」

そう呼ぶと。

「貴女の兄上にご挨拶せねばいけませんね」

嬉しそうに、そう言って。

優しい口付けが降りてきた。

 

 

 


 

銀ちゃん・・・・・ごめんなさい!(土下座中)
本当に、本当にごめんなさい!!
どこがタラシなのでしょうか!?(滝汗)
ただの、エ・・・・・ごふっ(吐血)
いえ、もう本当に申し訳ないです><!!
相互記念のお礼がこんな、こんな・・・・!
リテイク受け付けますので、ええ。

月ヶ瀬 銀牙様のみお持ち帰り可能でございます。
こんなので宜しければ、お持ち帰りください〜(TдT)!

 

 

ギャース!!は、鼻血鼻血…ッ(慌)
手の早い趙将軍もス テ キ !(//ヮ//)
ドキドキさせて頂きましたよー。えへえへ。
今後苺を食べる時は非常に危険です。
家族の前で妄想に走らない様に気を引き締めないと!(笑)
いや、寧ろ妄想に走る為に苺買って一人で食べるべきですか?
もうタラシ万歳!!
素晴らしい夢を有難う御座いましたvv